トップページ > 医師を取り巻く問題「多忙さがスキルアップを奪う」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師を取り巻く問題

  • 「多忙さがスキルアップを奪う」

人事の不満というよりも日常的な多忙さが、スキルアップの機会や時間を奪っているという問題もあります。

これは以前挙げた過酷な労働環境にも通じるものですが、若い医師が自分の診療技術に不安を感じていたり、より専門性を高めたいと思っていても、それに対応する時問もないほど、日常の業務に追われてしまうケースは少なくありません。

現代の日本では、どの病院でも忙しいという点では同じですが、医師の勤務体制やオンコール頻度、同僚医師やスタッフとの連携などは、病院や診療科によりまちまちです。

仮にスタッフとの連携等により、医師の負担が適度に軽減されている環境であれば、医師は気がかりな症例についてじっくり治療法を検討したり、経験豊富な先輩医師に相談しながら、診療スキルを上げることができます。また、常勤勤務のほかにアルバイトや非常勤で先進的な医療機関に勤め、そこで新しい技術や治療法を学ぶこともできます。

しかし、若い医師が膨大な人数の診療をこなし、ほかにも雑多な業務が集中してしまうような環境だと、そうしたスキルアップの時間を捻出することすらできません。若い医師は、いつまでも自分の診療に自信が持てない不安定な状態で、激務に耐えなければならなくなります。

多忙でも、そこで臨床経験を積むことが将来的にプラスになると思えればまだ救いがありますが、専門外の診療にも多くの時間を割かれる、あるいは、ひと昔前のレベルが高いとはいえない診療を延々続けなければならないとなると、医師の仕事へのモチベーションは大きく低下してしまいます。

医師に限らず人間は、仕事を通じて「自分が成長している」「社会に必要とされ、その求めに貢献できている」という感覚が持てるときに、その仕事にやりがいを感じ、困難な状況にも前向きに立ち向かうことができます。

反対にそういう感覚が持てないまま、過酷で多忙な仕事を続けていると、強いストレスにより心身を壊してしまいかねません。

あまりにも多忙で医師として必要なスキルアップができず、将来の展望も持てないというきは、思い切って現状を変える決断をするのも意義があると思います。

<続く>

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