トップページ > 医師を取り巻く問題「医師を追い詰める同僚や上司からのいじめ」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師を取り巻く問題

  • 「医師を追い詰める同僚や上司からのいじめ」

医師をとりまく人間関係のトラブルで多いのが、同僚医師や上司との関係です。

ある程度規模の大きい病院では、ひとつの診療科に複数の大学医局から医師が派遣されていて、医局ごとに診療スタイルや治療方針に差異があることがよくあります。

医局同士、医師同士にはそれぞれプライドがあり、また十分な話し合いをする時間もないこともあって、同じ診療科内で医師が互いに反目し合っているケースも珍しくありません。

また同じ医局の医師同士でも、年齢や職業観、キャリアの違いなどから、すれ違いが生じることもよくあります。

人間関係が悪く殺伐とした雰囲気の職場では、上司や同僚医師が仲間であるはずの医師に人格や能力を否定するような暴言を吐いたり、無理な仕事や担当外の責任を押し付けるといった嫌がらせが横行します。

なかには、職場で根も葉もない悪い噂を立てるなど、露骨な「いじめ」もあるようです。

そういう場合に標的になりやすいのは、相対的に弱い立場である若い医師や性格的に控えめな医師たちです。いじめの加害者は相手が反論できない、あるいは反論してきても自分の立場が脅かされないことを知っているからこそ、高圧的な態度に出るのです。

これは、加害者の医師の人格だけに問題があるように感じがちですが、その背景には、同僚や仲間の医師を思いやる時間的・精神的ゆとりのない労働環境や、医師同士の意思疎通のための努力をしない組織の問題もあります。

また、過酷な仕事に「過剰適応」している医師ほど、周囲の人にも自分と同じレベルの自己犠牲を求める傾向があり、自分の言動が同僚や部下を追い込んでいるという自覚のない医師もいます。

同じ職場内の上司や同僚医師との関係は、いったんこじれてしまうと、個人の力で修復するのは容易ではありません。臨床試験を積むためなどと割り切って、攻撃的な医師を刺激しないように振る舞うか、それが難しければ異動や転職を申し出て距離を置くのが、現実的な対応策です。

<続く>

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