トップページ > 医師を取り巻く問題「周囲の人とのコミュニケーションを重視する(1)」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師を取り巻く問題

  • 「周囲の人とのコミュニケーションを重視する(1)」

・医師が心身ともに健康に働くための10の条件/8.周囲の人とのコミュニケーションを重視する(1)

勤務医が健康に働くために取り組みたいことは、自分自身の健康管理に気を配り、勤務先や労働環境を精査することだけではありません。

現在、勤務している医療機関やその地域の医療をより良くするために行動を起こす、というのもひとつの方法です。

病院を働きやすい環境にするために、身近ですぐに取り組めるのが、周囲の人とのコミュニケーションを大切にすることです。

医療機関でも人が集まって業務を遂行するという点では企業などの組織と変わりはなく、組織内のコミュニケーション次第で職場の雰囲気はガラリと変わります。

前述の、日本医師会の「勤務医の健康に関するアンケート調査」でも、「おはようございます」「お疲れ様」と職員同士が自然に声をかけ合う職場環境を「必要だと強く思う」「必要だと思う」と答えた医師は、全体の約77%に上ります。

職員同士が積極的に挨拶を交わし、笑顔がある職場は、皆が気持ちよく働けるだけでなく、互いの健康や体調の変化にも気づきやすくなります。

これからの時代、勤務医が働くうえで要になるのが、看護師などのスタッフとのコミュニケーションです。

育児と両立しながら働く女性医師も、スタッフとの人間関係の重要性を次のように指摘しています。

「人間関係で気をつけているのは、コメディカルの人たちを敵に回さないこと。これは私のポリシーです。医師の先輩や同僚は対等なのでやり合っても仕事は進みますが、医師がトップになる病院という組織で、下の立場の人に威圧的になってはいけないと思います。

私は小さい頃から祖母に人を怒らせたら損と言い聞かされていて、子どもの頃はその意味がわかりませんでしたが、ドクターとして働き始めて、初めてその意味がわかるようになりました。

看護師さん、事務の方ともコミュニケーションを密にとって、何かあったら意識的に頼るようにしています。ミスも1回目は怒らず、なぜそうなってしまったのかを聞いて再びミスが起きないように努めます。どこに行っても、どんな職種でも、働くうえで人と人とのかかわりは重要だと思います。」

また、これからの医療は看護師や栄養士、理学療法士などとのチーム医療がますます広がっていきます。チームで動くときこそ、互いに情報を共有し、スタッフに任せるべきところは任せ、信頼関係のなかで治療を進めることが必要です。

医師がすべてを抱え込んで過労に陥らないためにも、周囲の人との温かい協力関係を築いておきたいものです。

<続く>

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