トップページ > 医師を取り巻く問題「漫然とした病院経営で立ち行かなくなるのは必然」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師を取り巻く問題

  • 「漫然とした病院経営で立ち行かなくなるのは必然」

今まで、医療機関が評価されるのは、「治療レベルが高い」とか「高機能な設備・機器がある」といったことに重点が置かれ、損益をはじめとする経営状況はほとんど意識されてきませんでした。

むしろ「医療機関の最大の使命は患者の健康・命を守ることであり、収益など考えるのは悪いこと」という風潮もあったように思います。

しかし、急激に深刻化する超高齢社会のなかでは、そのような悠長な考え方では病院もやっていけない時代になっています。70代、80代という高齢の患者が増えれば、手術のような積極的な治療よりも、症状を悪化させないように経過を見守るタイプの診療が多くなります。

すると現状の診療報酬制度では、患者数は増えても、一患者あたりの診療報酬点数は下がるという傾向が生まれます。つまり従来通りの経営をしていては、何もしなくても財務状況が悪化していくととになりかねません。

さらに公立病院の独立行政法人化の流れが広がり、財政難の自治体は公立病院への医療費補助を減らす動きを加速させています。今や公立病院でも、誰かが赤字経営をカバーしてくれるという期待はもてません。

インターネットで誰でも情報を入手できる現代は、医療機関の間の患者獲得競争も激しくなっており、地域のニーズに合わない経営や漫然とした経営をしていては、やがて立ち行かなくなるのは必然です。

<続く>

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