トップページ > 医師転職アドバイス「医師転職:循環器内科医のケース」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師転職アドバイス

  • 「医師転職:循環器内科医のケース」

ここで30代後半の循環器内科ドクターの転職事例をご案内したいと思います。

C医師はお子様が3名おられ、大学病院の医局に所属中。海外勤務のご経験があり大学病院での勤務や、月15〜20日の当直をこなされるという超ハードな生活をなさっていた。先生のご希望は、今まで身につけたスキルを生かせる職場です。

いつも通り、現在の勤務の内容を伺い一つ一つ先生のやりたいこと、やりたくないこと、将来目指されるうえで必要となることなどを一緒に整理させていただきました。

心臓カテーテル手術にも積極的に携わっておられるので、心カテ専門設備のある病院を軸に検討しました。

これまで休日が週に1日あるかないかという多忙な生活を続けてられた先生は、運動会や参観日などお子様の学校行事には参加できず、自宅でお子様と過ごす時間もないことを気にしておられました。

先生のもう一つの目的は、住宅を購入することで、先立つものが必要なので、自分という人物を正当に評価いただいたうえで、できるだけ高い評価をしていただける医療機関をお探しでした。

その話を受けて2ケ所の対照的な病院をご紹介しました。一つは心カテの設備のある病院。もう一つは心カテの設備のない病院です。

C先生は大学病院の医局に所属しておられ、何度となく教授に恩義があることを気にされていました。「勝手に転職活動をしている事がばれると良い顔をしていただけないだろう、しかし、現状のワー クライフスタイルはゆとりもなく、金銭面でも満足できない自分がいる」と、葛藤を繰り返しておられました。

くれぐれも「水面下で動いて欲しい」と依頼をいただいていました。先生は、「見学だけなら問題がないだろう」と、選んだ二つの病院を訪問されることになりました。

訪問見学の際、先生はそれぞれの病院の方針や方向性、その地域での役割などを一つ一つ確認されていました。

その後、全くの別件で先生が勤務先にて教授と打合せされた機会に、教授より思いがけず別の勤務先を紹介されるという展開となりました。

もしかすると病院へ見学に出向いたことがばれたのではとC先生は内心焦りながら教授の話を聞くと、ある国公立の500床レベルの病院で、信頼できる指導者がおり、スキルを伸ばせる環境の病院をC先生に紹介したいという内容でした。

あえて病院名は出されず「君の経験年数なら、2000万円は普通のことだよ」と補足されたそうですが、C先生はその話の内容に疑問を感じたそうです。

C先生は教授を信頼していないわけではありませんでしたが、教授の言われるネームバリューがあり、地位を求める転職は実際には自分の求めているものではなく、どちらかと言えば、自分が頑張る分、正当に評価してもらえるい環境を求めており、同じ多忙な生活を送ったとしても、それが評価の対象となるのであれば、やりがいを感じることができ、また意欲も湧いてくると考えておられました。

また、教授が与えてくれたポスト等ではなく、自ら実績を積んだうえで得られるポストがこれまで培ってきた医師人生の評価だとも考えておられました。

その後、先生は前回見学したうちの1ケ所の病院に、正式に面談に出向かれ、理事長から「先生、必ず来てください。是非お待ちしております」というありがたい言葉を頂戴しました。

勤務条件も戸建て購入計画を上回る年収でした。C先生は、自分の信じた道を行こう、自分の目で見て確かめた環境を選ぼうと決心されました。

今ではその病院の循環器科の中心となり、地域で必要な医療を提供したいという思いを胸に頑帳っておられます。

自らが見つけた、信じた場所で頑張る医師の事例です。

参考になさってください。

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