トップページ > 医師転職アドバイス「医師のマネジメントの重要性」

医師と言えども転職が当たり前の時代になってきました。その理由は様々ですがやはり、「これからのキャリアプランを考えて」、「年収をもう少し増やしたい」、「仕事に忙殺されていて、もう少し自分や家族との時間がほしい」と言った、誰もが納得できる理由が多いように感じます。一度しかない人生ですから、悔いのない生き方・働き方を選びたいものです。転職に悩んでいる先生方か、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

医師転職アドバイス

  • 「医師のマネジメントの重要性」

ある整形外科の教授の車に同乗させていただく機会がありました。

車内には書物やDVDが沢山積まれ、まるで走る書庫のようでした。

最近の傾向として、大学の医局員が減少し医局内が閑散としてきていると聞いたことがありますが、この教授の医局には、驚くほど医師がおられるのです。

人数が多く、ごたごたと煩雑になるため医局内は「整理整頓」と標語が掲示してある程です。まるで企業の一部署のような印象です。

その教授は、車内で論文を書きとめたり、読書に熱中しすぎたあまり、家に帰ることを忘れた時もあるらしく、あまりのご多忙さに苦笑したそうです。

常日頃より教授は、マネジメントは人事や運営の「責任」であると考えておられます。では誰に対する「責任」なのでしょうか。

企業の立場では「社長(経営者)に対する責任」という回答が一般的に正解とされています。

教授が考えておられる「責任」とは、「地域の患者様のためのマネジメント」という回答でした。

医療に携わる教授だからこそ、どの人材をどこに配置し、どのような診療を行うべきであるかを常に考え、それが地域の患者様のために生かされているということなのだろうと解釈しました。

最終的には、経営はさまざまな数値管理を行うため、算数ができれば良いと考えられがちですが、それをマネジメントと考えるのはおかしい、マネジメントとは奥が深いものであるという結論に落ち着いたそうです。

一般企業では経営責任を果たす人は、非常にお金に厳しい存在です。「ケチ」や「せこい」などという言葉ではなく、節約を推進する「コスト意識が高い」という意味です。

どのような小さなことでも無駄なものは省き、必要なものに経費をかける柔軟性があるのです。この感覚はやはり企業と医療とでは異なる部分かもしれません。

本質的に医療行為は崇高なものですから、人の命を扱うことと税金を支払う会社経営との相違は大きいのです。

しかし経営やマネジメントについての考え方は業界が違えど、相通じるものがあります。

本当の意昧でのマネジメントを経験されたり、そのスキルを持ちあわせておられる医師は、転職時には医療スキル以上のアピールポイントとなり、評価を受けます。

これまでの経験から、予想以上に高い評価を得られた方を目の当たりにしたこともあります。

求められるマネジメントの内容にもよりますが、将来管理職を目指しておられる医師の方々は、日々マネジメントヘの意識を習慣づけされれば、今後、有用ではないかと考えます。

参考になさってください。

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